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LEPSIM 静岡セノバ店
静岡 / 2018

「ハンドメイド」

「LEPSIM」というブランドは、SIMPLEでありながら新しさを感じ、女性の日常に自然に溶け込む気取らないカジュアルスタイルを提案するブランドである。

また、シンプルなアイテムに一人ひとりのアイデアがプラスされ、自分らしいスタイルが生まれる場所である。


そのようなブランドにふさわしいデザイン要素とは何かということをテーマに設計を始めた。

そこで、「日常」の中に必ず必要な要素は、華美なデザインではなく「機能美」ではないかと考え、お店に必ず必要なハンガー什器を、本来は裏方の職人の仕事である水道配管や電気配管だけで作ることはできないかと考えた。

実際には、アパレルに必要なハンガーラックのパイプを水道管で作り、それが家具の足となり、ハンガーとなり、棚板の支えとなることによって、一筆書きで店頭と店の奥を繋げ、お客様を誘導する仕掛け(機能と意匠の融合)とし、構造としてパイプを吊る必要がある部分をワイヤーでまつり縫いすることによって、アパレルらしさを表現した(構造と意匠の融合)。

また、材料も左官下地のラス網や木毛セメント版などを仕上げ材として使用し、人の手の温もりを加えた、シンプルでやさしい空間を表現した。

私はここで、余計なものに捉われずシンプルに、自分にやさしいファッションを楽しんでいただくことを期待する。


デザイナー:吉田昌弘・堺大紀・深海多絵
写真撮影:宮本 啓介